食品添加物って悪者!?
みなさんは、食品添加物と聞いてどのようなイメージをもたれますか。皆さんの中には「体によくないもの。」というイメージをもたれている方もいらっしゃるかもしれません。
実は、この食品添加物、古来より、そのまま食べられない生の食材(肉、魚、植物など)を、①安全に食べられるように②長持ちするように③おいしく食べられるようにという思いから作り出されたものなのです!
例えば、肉や魚を“燻製”にしたり、“塩漬け”にして、長持ちさせる。植物の実や葉や花を使って、色や香りをつけたり。ご飯を黄色くするサフランや、梅干しに入れるしその葉なんかも、昔から使われてきました。
こんな風に食べ物を作ったり、加工したり、保存するときに使う調味料、保存料、着色料などを、まとめて食品添加物といいます。
ハム・ソーセージの添加物はというと・・例えば、亜硝酸ナトリウム。昔むかしの西アジアにまでさかのぼります。人々は、狩りをして肉をとっていましたが、冷蔵庫がなかったので放っておくとすぐ腐ってしまいました。ところがある時‥岩塩につけると長持ちすることが発見されたのです!しかも、赤っぽく発色して日にちが経っても変わらず、風味もよくなりました☺
科学の進歩から、これらの作用をしてくれる正体が岩塩に含まれる「亜硝酸ナトリウム」ということが分かり、今では食品添加物として使われています。(図1:食品添加物の役割について)
もちろん、食品添加物は、安全と認められたものしか使ってはいけないようになっています。
(図2:食品添加物の安全性について)
私たちの毎日の食卓の“安全とおいしさ”を支えてくれている食品添加物。
みなさんも、お買い物に行かれた時には食品表示ラベルをチェックしてみてください♬